明日H27.1.17。 「阪神淡路大震災」からはや丸20年を迎えます。
被災者や関係する方々は、3.11も含めて生涯忘れられない心の傷となっていることでしょう。
また、昨年の「御嶽山」噴火や局地的大豪雨等の犠牲者ならびに関係者の方々も同じ思い
かと想像されます。
特に、「御嶽山」噴火のときには、火山性微動の回数が増加していることを把握していたにも
関わらず広く一般者には知れ渡っていなかったようです。
知れ渡っていていれば犠牲者は、ゼロになっていたかどうかは定かではありません。
しかし、「情報のありかた・使い方で世の中一般のわれわれの意識が変わるのではないか」
とも考えるのですが・・・・ みなさんいかがでしょうか。
小生の身近な本日の例です。
福岡市では「福岡市の環境」情報のなかで、「福岡市ＰＭ２．５予測情報」を発信しています。
・呼吸器系及びアレルギー疾患がある方 向けとして、
「１月１６日、環境基準超過は予測されていません」とあります。
しかし、これには発信条件が記されています。
１日平均値35μg/m3超（環境基準の超過）が予測されるとき
![イメージ 1]()
（福岡市内9測定局の6時の1時間値の中央値が39μg/m3を超過，
または6時～12時の1時間値の中央値の平均値が37.8μg/m3を
または6時～12時の1時間値の中央値の平均値が37.8μg/m3を
超過した時）
＜１日平均値の予測式＞
＜１日平均値の予測式＞
（午前）0.77 ×（午前６時の各測定局の時間値の中央値 ）＋ 5.32
（午後）0.85×（午前６時～12時の各測定局の時間値の中央値の平均値 ）＋2.95
（午後）0.85×（午前６時～12時の各測定局の時間値の中央値の平均値 ）＋2.95
結果は、難しい平均値のようです。
それとは別に、次のような市内各測定局の生テータも刻々情報発信されています。
以下は、そのデータを抜粋掲載させていいだきましたが、本日19時～21時の測定値
は基準値の２倍あるいはそれ以上の時間帯も見えています。
「本当に疾患のある方は、この時間帯こそ知りたい情報」ではないのでしょうか。
ようは、「折角の生データを把握しながら、それを広く広報しないために必要な方々が
それを十分活用できない社会がまだまだ隠れているように思う」を考えさせられた本日
です。
警報や注意報も勿論必要ですが、その元となる災害や健康・安全に関わる数値データ
や増減情報など、欲しい人がいつでもどこでも手に入れられる世の中になって欲しいも
のです。
測定項目： 微小粒子状物質(PM2.5) 単位：μg/m3
測定年月日：2015年1月16日 （金）
測定局 測定局
名称 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 23時 24時 名称
香椎 23 19 20 21 16 17 24 30 35 57 79 82 ---- ---- ---- 香椎
吉塚 22 17 16 16 19 24 28 36 35 53 80 81 ------------ 吉塚
市役所 24 22 24 16 17 17 27 31 35 51 77 81 ---- ---- ---- 市役所
長尾 26 21 23 24 19 17 27 34 36 44 79 80 ---- ---- ---- 長尾
元岡 27 16 14 12 15 18 26 32 31 57 83 86 ---- ---- ---- 元岡
千鳥橋 21 22 17 18 22 20 30 31 35 54 76 78 ---- ---- ---- 千鳥橋
大橋 26 34 24 19 19 23 31 48 48 52 78 73 ---- ---- ---- 大橋
西新 21 19 16 18 18 16 28 30 35 47 76 81 ---- ---- ---- 西新
石丸 20 25 20 17 17 18 33 30 33 57 79 85 ---- ---- ---- 石丸
注)本データは確定前の速報値ですので、後日修正されることがあります。
*これも大気汚染予報情報です。 コピーさせていただきました。